予想外。

先日ネットの中古本屋さんで注文した童話本「星の牧場」が昨日届きました。

最安値の文庫本という事だったので、コミックスサイズくらいのものが来るのだろうと思いきや、
なんとハードカバーのしっかりした大きい本でした。

しかも汚れもほとんどなくて、私がイメージしていた中古本とは全く違っていましたよ。(^_^;)
ショップの概要に「キズ・汚れあり、読めればいいという人向け」なんて書いてあったので、
よほどくたびれた年代物の中古本が来ると思っていました。

私の見たところ、新品とほとんど変わりません。
ほんとにほんの少しだけ黄色っぽく変色した部分がありますが、
それもよく見なければ分からない範囲です。
これが最安値の456円で買えたなんて、信じられないです。
(送料込みでも800円ちょっとでした)

これもネット時代の恩恵なのでしょうね。
私の若い頃には考えられないです。

何はともあれ、欲しかった本が予想外に嬉しい形で手に入り、本当に幸せです。
私が狂喜乱舞しているのを見た家人が、
本を乾燥剤添えてジップロックで保管する事を勧めてくれました。(笑)
今の時期は湿気が多いため、カビやダニを避けるのに、
そういった処置は確かに必要ですね。

というわけで、私の生涯の一冊「星の牧場」は完全防備の状態で、
私の傍らにいつも置かれる事になりました。
出来る事なら外出の際にも持ち歩きたいくらいですが、
それにはちょっと重くて大きいので諦めました。(笑)

本の不思議。

やや古い日本の童話で、「星の牧場」という名作があります。
私はかなり以前にこの作品を図書館から借りて読み、非常に感動した覚えがありました。

先日ふと思い立ち、またこの本がどうしても読みたくなったので、
ネットで中古本などを探してみました。
中古本とはいえ、名作はなかなかの金額がするものですね。(^_^;)
本はだいたいいつも図書館から借りる身の私にとってはハードルが高いものです。

電子版ならかなり安く、スマホからいつでも読めるので便利なのですが。。
何だかこの本だけは紙の書籍で手元に置いておきたい気持ちもあり、
とりあえずすぐの購入はさておき、また図書館へ出かけて借りて来ました。

棚に残っていたのは、他の童話と一緒に載っている児童文学シリーズのみでしたが、
せっかくなので他の童話も読むつもりでそれを借りました。

紙の書籍は物語の途中途中に幻想的な挿し絵が挟まれて、
とてもエモーショナルな気分にさせてもらえます。
やはり童話は挿し絵も重要ですね。(笑)

私の人生最高の童話は、この「星の牧場」と、サン・テグジュペリの「星の王子様」です。
両方とも「星」がついているのはたまたまです。(笑)

少し心が弱りかけた時などに読む美しい童話は、
全身に優しい癒しの気を吹き込んでくれますよ。